経験値なんぞ AI に食わせてやれ!
「AI に仕事を奪われる」
と、巷で囁かれるようになって久しい。いや、もはや叫ばれているレヴェルか。
そして、それは AI に対する無知からなのか、そもそもパターンで出来る仕事しかしていないのか。
どちらかだろう。
このご時世、AI に対する無知というのもヤヴァイし、AI が出来る程度の仕事に価値やら生き甲斐なんぞ感じてるようならさらにヤヴァイ。
クソファッキングアフォゥ野郎だ。
抱くべきは危機感ではない。
開放感を味わえば良いのだ。
やっとこのクソルーティングから解放される時代がくるのだと。
でも、それでもそうはいってもって人はいるだろう。
求人広告にも「経験者募集」だの「未経験歓迎」だのという文字は相も変わらず並んでいる。そしてまだしばらく並び続けるだろう。
それはなぜだろうか。
答えは簡単だ。
AI にでも出来るようなパターン作業が出来ること、そして何度も何度も繰り返しやってきたこと。それがアイデンティティになってしまっているということだ。
「馬鹿な大人ほどこの実際経験に寄りかかって若者を抑えつけようとする。」
とは私の駿台予備校時代の故・奥井潔師のお言葉である。
(ありがたいことに語録をいくつか残してくださっている方がいた。奥井名言集「実際経験について」より。)
堀江貴文&西野亮廣「バカとつき合うな」にも同じようなこと書いてあったか。
むしろ最近読んだこっちの方を覚えているべきだったか(汗
ただ、当時若干高校を卒業したばかりの私にとって
「君たちは子供を作らせたことはありますか?」「人を殺したことはありますか?」
そして、「私はあります」と語る師の言葉は強烈に胸に刺さったのを覚えている。
アイデンティティには他者が容易に触れるべきではない。
なぜなら逆鱗だからだ。
こっちが消耗し疲労するばかりである。
まさに「バカとつき合うな」なのである。
奥井師もこう続けておられた。
「こんな大人相手に喧嘩なんかするんじゃありませんよ。」「そんなときは宥和政策で臨むべきです。ニコニコ笑って「本当です」とか言ってね、心の中では「死んじまえ」と思いながら(笑)、そのくらいでよろしいんであります。」
と。
20年も前に教わっていたとは(汗
そして気をつけて欲しい。
自分が何かに対して経験がないことや、不足していることについて、引け目や負い目、何かしらのネガティブな感情を抱いているのだとしたら
それがアイデンティティになりつつあるから注意した方がいい
私もだけど(汗
最後にもう一言、奥井師の言葉から
「 時の流れはどうすることも出来ない、どんなに楽しいことも、悲しいことも過ぎ去ります。親が死ねば誰だって泣く、寝不足になる、でも、3日目にはちゃんとよく寝て体力を取り戻します。そんな無情な時の流れにあっても、賃金奴隷たるLaborerではなくて、 創造的な自分にしか出来ない仕事のできるWorkerを目指すことこそが、 幸福のカギなのです。」
(奥井潔 - お茶飲みwiki、先ほどのリンクとは別のリンク先です。)